Love Again【番外編集】

「で、でも有紀ちゃん言ってた!!」



『何を?』





聞かれてつい口をつぐんでしまう。





ファミレスのトイレで有紀ちゃん、護くんの性感帯は腰だって……。





単なるイトコだったらそんな事知ってるワケないよ。




「………護くんの…か、感じる場所は腰だよって……」





言うのも恥ずかしいし、悔しい。






涙目で俯く私。





少しの間を開けて





『はぁああ!??』





護くんの間の抜けた声が公園に響いた。








『ちょっと待って?いつそんな話をされたの?

い、いやそんな事はどうでもいい!!

違うからっ!絶っっ対!!そんなカンケーではないからなっ!!!』





座ってたブランコを揺らしながら全力で否定する護くん。




「じゃあなんで有紀ちゃんはそんな事言ったの?」




私に対する嫌がらせ?



嘘をついてるようにはみえなかったもん。