車の前でふたりは立ち止まって何かを話している。
そして有紀ちゃんは何かを護くんに手渡した。
それから有紀ちゃんだけ車に乗って窓を開けて護くんに何か言っているようだった。
それに笑って応える護くんは軽く手をあげて、発進する車を見送る。
こんな夜に護くんの家から出てきた有紀ちゃん。
護くんの家族とご飯とか一緒に食べたのかな?
有紀ちゃんって護くんの家族とも仲がいいんだ。
……私なんかよりもずっと親密なふたり。
ズキン…ズキン…って胸が痛くなる。
お母さんの護くんが心配してたって言葉を鵜呑みにしちゃったよ。
護くんのメールに期待して、押しかけるなんてバカみたい。
護くんは、きっと会って直接言うつもりだったんだ。
“さよなら”の言葉を会って言おうとしてたんだ。
なのに私ったら。
都合のいいように期待しちゃったよ。
ポタポタと涙が零れてくる。
苦しい
苦しいよ。
息が上手くできなくなる。
そして有紀ちゃんは何かを護くんに手渡した。
それから有紀ちゃんだけ車に乗って窓を開けて護くんに何か言っているようだった。
それに笑って応える護くんは軽く手をあげて、発進する車を見送る。
こんな夜に護くんの家から出てきた有紀ちゃん。
護くんの家族とご飯とか一緒に食べたのかな?
有紀ちゃんって護くんの家族とも仲がいいんだ。
……私なんかよりもずっと親密なふたり。
ズキン…ズキン…って胸が痛くなる。
お母さんの護くんが心配してたって言葉を鵜呑みにしちゃったよ。
護くんのメールに期待して、押しかけるなんてバカみたい。
護くんは、きっと会って直接言うつもりだったんだ。
“さよなら”の言葉を会って言おうとしてたんだ。
なのに私ったら。
都合のいいように期待しちゃったよ。
ポタポタと涙が零れてくる。
苦しい
苦しいよ。
息が上手くできなくなる。

