話を聞き終わった私は、思い切り泣いた。
一度は収まってくれてた涙が、止まることを知らずに溢れてくる。
『な、奈緒っ!やっぱり言わない方が良かったよね。ごめんね。お兄ちゃん、そういう勝手な所あるから!嫌だったよね!?』
幸一さんの行動に私がショックを受けて悲しんでると思ったのか、亜希は慌てて私をなだめる。
「…違うッ…幸…一さんは悪くっ…ないっ…」
上手く伝えられなくて、でも亜希に誤解されたくなくて、必死に首を横に振った。
鳴咽まで出てきて、亜希はずっと背中を摩ってくれていた。
ごめんなさい…ごめんなさい。
幸一さんの優しさに気付かなくて…
何をするにも私優先な事を不満に思うなんて、ごめんなさい。
幸一さんに比べて、私は本当に子供で…
自分の幼さに情けなくて、幸一さんを傷つけてしまった事が申し訳なくて…
ただ泣く事しか出来ない自分が嫌になる。
一度は収まってくれてた涙が、止まることを知らずに溢れてくる。
『な、奈緒っ!やっぱり言わない方が良かったよね。ごめんね。お兄ちゃん、そういう勝手な所あるから!嫌だったよね!?』
幸一さんの行動に私がショックを受けて悲しんでると思ったのか、亜希は慌てて私をなだめる。
「…違うッ…幸…一さんは悪くっ…ないっ…」
上手く伝えられなくて、でも亜希に誤解されたくなくて、必死に首を横に振った。
鳴咽まで出てきて、亜希はずっと背中を摩ってくれていた。
ごめんなさい…ごめんなさい。
幸一さんの優しさに気付かなくて…
何をするにも私優先な事を不満に思うなんて、ごめんなさい。
幸一さんに比べて、私は本当に子供で…
自分の幼さに情けなくて、幸一さんを傷つけてしまった事が申し訳なくて…
ただ泣く事しか出来ない自分が嫌になる。

