Love Again【番外編集】

急いでスウェットから外に出られる格好へと着替える。




ケータイを片手に部屋を飛び出すと、お母さんがすぐ目の前に立っていた。





『護くんの所に行きたいなら、ご飯ちゃんと食べてからになさい』




怒られると思っていたのに、意外な言葉にポカンとしてしまう。





『ただしお父さんが帰ってくるまでにちゃんと帰ってくるのよ！

お父さん今日は少し遅くなるっていってたけど１０時には帰ってくるだろうから。

帰りも護くんに送ってもらうことが条件だからね！』




「うんっ。お母さんありがとう！」





お母さんの作ってくれたご飯をちゃんと味わって食べてから家を出た。




護くんの家まで向かうまでなるべく人通りの多い明るい道を選んだ。




ちょっと遠回りになっちゃったけど、段々と近付いてく護くんのお家。





そこでちょっとだけ気付いたこと。





…こんな暗くなってからお家に押し掛けるってどうなんだろう。




護くんのお母さんやお父さんに悪い印象与えちゃうかもしれない。