『護くん、アンタ勝手すぎる。
自分はその女に腕に手を触らせたりしてるじゃん!
何でそれは良くて、愛夢美が私の兄貴に頭撫でさせるのはダメなわけ?』
律ちゃんの言葉に見てみれば、有紀ちゃんの手は護くんの腕に添えられていて。
私の視線の先に気がついたのか護くんはそれをバッと振り払った。
『有紀とは何も…俺はっ…律ちゃんの兄貴だって知らなかったから…っ』
『あのね〜。だからどうして冷静に誰なのか聞けなかったのかってさっきも聞いたよね?
全然悪いと思ってないんだね。最っ低。
大体友だちだからって、触らせるのってどうなの?
それを側で見せられてた愛夢美の気持ち考えてみなさいよ!』
「律ちゃ…んっ」
律ちゃんの言葉にボロッボロと涙が止まらない。
『愛夢美ごめんね?私が言うべき事じゃないって思ってたんだけど……。
でもきっと愛夢美は言えないだろうし、愛夢美の彼氏は言わないと気付かないんだって思ったらつい……
余計なお節介だった?』
私は首を横に何度も振った。
律ちゃんが言ってくれた言葉はきっと私は一生言えなかっただろう言葉。
そう思ってても言えなくて飲み込んだ言葉を律ちゃんが代わりに言ってくれた。
自分はその女に腕に手を触らせたりしてるじゃん!
何でそれは良くて、愛夢美が私の兄貴に頭撫でさせるのはダメなわけ?』
律ちゃんの言葉に見てみれば、有紀ちゃんの手は護くんの腕に添えられていて。
私の視線の先に気がついたのか護くんはそれをバッと振り払った。
『有紀とは何も…俺はっ…律ちゃんの兄貴だって知らなかったから…っ』
『あのね〜。だからどうして冷静に誰なのか聞けなかったのかってさっきも聞いたよね?
全然悪いと思ってないんだね。最っ低。
大体友だちだからって、触らせるのってどうなの?
それを側で見せられてた愛夢美の気持ち考えてみなさいよ!』
「律ちゃ…んっ」
律ちゃんの言葉にボロッボロと涙が止まらない。
『愛夢美ごめんね?私が言うべき事じゃないって思ってたんだけど……。
でもきっと愛夢美は言えないだろうし、愛夢美の彼氏は言わないと気付かないんだって思ったらつい……
余計なお節介だった?』
私は首を横に何度も振った。
律ちゃんが言ってくれた言葉はきっと私は一生言えなかっただろう言葉。
そう思ってても言えなくて飲み込んだ言葉を律ちゃんが代わりに言ってくれた。

