Love Again【番外編集】

『愛夢美がそう言うなら、私は構わないよ?でも、護くんにちゃんと言ってこなくちゃ。』




「……え?」




『え?じゃないでしょう!突然いなくなるなんてダメだからね!ちゃんと護くんに、私と買い物する事にしたって言わなくちゃ。

だから、ほら早く泣き止む!ね?』





律ちゃんの言うことは正しい。

そうしなくちゃ護くんに心配かけちゃうもんね。




私は袖で涙を拭いて、鼻を啜った。




『私はUFOキャッチャーやってる兄貴たち呼んでくるね!』




律ちゃんはそういって駆けて行った。





鞄から手鏡を取り出して見る。




目も赤くなってないし、泣いてたなんてバレたりしないよね?





律ちゃんたちとモール内回ることにしたから、護くんはタカヤ君たちとボーリング楽しんでね!
映画はまた今度にしよう!


そう笑って言えば怪しまれないよね?




頭の中でシミュレーションして、気合いをいれて護くんたちのいる所へ戻ろうとした。