Love Again【番外編集】

「恋人らしい事したかっただけよっ!!」




口に手をあてても、もう手遅れ。
言った言葉はもう戻せない。





『…え?それって…』






慌てて充の側から立ち去ろうと踵を返して歩く。




けれど、すぐに掴まれる腕。




『待てよ!なぁ、今のってどういう意味?』






まだ聞くの?いい加減気付け!!





「…そのままの意味だよ。恋人らしい事してみただけ。なのに…なんで頭突きなのよ。何で…何で何もして来ないのよ…」




もうやだ。私からこんな事言うなんて。





突然引っ張られる腕。すごい勢いで歩き始める充に引っ張られて、よろけるように私も付いて行く。





「充!?」





何?どうしたの!?




そうして連れてかれた充の家。




訳もわからず部屋まで連れてかれた。