Love Again【番外編集】

「離して…」



顔を上げて誠を見ながらそう言った。



相変わらず目を逸らさずに私を見てくる誠。それが切ない。けど…



「お願い。もうやめて…」


膝の上に置いてあった左手を誠の手に重ねてゆっくりと右手から剥がす。



誠の視線が私の顔から左手に移って…動きが止まった。




『それ…』



「…結婚したの。」



『…え？結婚って…』



驚くのも無理ないよね。誠と別れてまだ数ヶ月しか経っていないんだもの。



彼氏が出来たくらいならまだしも…結婚してます。なんて思ってもいなかったろうな…




『…どういう事？なんで？俺ら別れてまだ少ししか経ってないんだぜ？…信じられるかよそんな事！』



私はゆっくりとブライダルサロンでもらってきた写真のレイアウトをを出した。