Love Again【番外編集】

体を揺さ振られる。



「…ん…」


何だ??



今、色々と考えてるっていうのに誰だよ!?



「邪魔すんなよっ!」



ガバッと顔をあげると、そこには険しい顔のおじさんの姿。



…あれ?




『…もう鍵かけるから、寝るなら家に帰って寝てくれるかい?』



「は?…あっ!!ハイ!!すんませんっ!!」



慌てて立ち上がって頭を下げる。



俺…いつの間にか寝てた?


外は既に暗くなっていて、部活を終えた生徒が大きな鞄を抱えて下校してる。



急いで図書室を出て、そこで両手をあげて伸びをした。



『…直樹??』



後ろから聞こえる声にそのままの姿勢で振り返る。