『あッ!!加藤君に借りたのに教室に置いて来ちゃった…取ってくる!!』
加藤??借りてた!?全然話が見えないんだけど!
タンタンと軽快な音が階段の下から聞こえてくる。
やばい!このままじゃ鉢合わせるっ。
俺も慌てて階段を駆け上がり、2階の渡り廊下の柱の陰に隠れた。
タンタン…
上まで駆け上がって行く足音。
ばれなかったかな?
…って。何で隠れたりしたんだ?
別に普通に会えばよかったじゃん。
けど…俺を見てまたよそよそしかったら?
さっさと帰れって言われたら?
悶々と悩む俺の耳にまた響いて来る足音。
下へ降りて遠退いてく足音を確認してから下を覗くと、手に何か本のような物を持って走る紗英の後ろ姿を確認した。
いけない
そう思いながらも紗英の後を追う形で俺も走り出した。
加藤??借りてた!?全然話が見えないんだけど!
タンタンと軽快な音が階段の下から聞こえてくる。
やばい!このままじゃ鉢合わせるっ。
俺も慌てて階段を駆け上がり、2階の渡り廊下の柱の陰に隠れた。
タンタン…
上まで駆け上がって行く足音。
ばれなかったかな?
…って。何で隠れたりしたんだ?
別に普通に会えばよかったじゃん。
けど…俺を見てまたよそよそしかったら?
さっさと帰れって言われたら?
悶々と悩む俺の耳にまた響いて来る足音。
下へ降りて遠退いてく足音を確認してから下を覗くと、手に何か本のような物を持って走る紗英の後ろ姿を確認した。
いけない
そう思いながらも紗英の後を追う形で俺も走り出した。

