Love Again【番外編集】

『直樹?何ボーっとしてんの?』


仲の良い伸夫に声をかけられ顔をあげる。


『何で古典の教科書?次日本史だけど。』


「なぁ。いきなりよそよそしくなったりするって、どういう事だとおもう?」


『は?何いきなり?』


朝学校に来るまではいつも通りだったんだ。
なのに…


「会いにいって追い返されるって、何でだと思う?」


『会いに??えっ?言ってる意味わかんねぇんだけど!?』


「俺もわかんねぇ…」


紗英の気持ちが。


急にわかんなくなった…





眠たくなるような日本史の授業。いつもならもう、隠れて寝てたりするのに、ずっと紗英の事しか考えられない。


おかしくなったのは、明日の朝一緒に学校に行けないって言われてから。
いや、なんでか聞いてから?


何でか聞いたりしたのがまずかった?


それに、昨日今日と、加藤と話してたのも気になる。


まさか、加藤と…??


思い切り頭を振ってそんな考えを追い出そうとする。


けれど、考えれば考えるほど、加藤と何かあったんじゃないかって疑わしくなってきた。


昨日"私は直樹の彼女でしょ?”
そう言って笑ってくれた紗英の顔を思い出す。


キスした後の恥ずかしそうな顔も。


全部嘘だったなんて思えない。



じゃあどうして?


マジわっかんねぇよ・・・