ちょうど紗英の陰になって渡されたものがなんなのか分からない。
けど、鞄に何かしまいこむのを目撃する。
紗英はお礼を言っているようだし、一体何なんだ?
予鈴が鳴って、仕方なく自分の教室へ戻る。
HRが始まって、授業が始まっても浮かんでくるさっきの光景。
休み時間、いてもたってもいられなくて、紗英の教室までダッシュで向かう。
「紗英呼んでくれる?」
入り口付近にたむろってた奴に声をかけて、中を覗く。
『羽鳥~!呼んでるぞ!!』
俺の横で大声で紗英を呼ぶ。
紗英は顔を上げて俺を確認すると急にあたふたして、走って俺のほうまで駆け寄ってきた。
『な、何?』
別に何も用事はなかったんだけど…とりあえず…
「古典の教科書、忘れてきた。貸して?」
なんて嘘なんだけど。俺のクラス今日古典なんてないし。
前はよく借りてたから、それくらい紗英も知ってるのに。
突っ込まれるかななんて思ってたのに、紗英は、机まで戻って俺に教科書を渡してきた。
『うちのクラス古典の授業もう終わったし、明日もないから、返すのは明日の放課後でいいからね。』
「サ、サンキュー。」
…なんかやっぱりおかしいって。
まるで…
『私、今忙しいんだ。次、数学で当てられそうなの!』
俺に…
『直樹もそろそろ戻ったほうが良いんじゃない?』
来て欲しくなかった?
半ば追い返されるように自分の教室へと戻った俺。
自分の席に座って紗英から借りた教科書をただじっと見つめていた。
けど、鞄に何かしまいこむのを目撃する。
紗英はお礼を言っているようだし、一体何なんだ?
予鈴が鳴って、仕方なく自分の教室へ戻る。
HRが始まって、授業が始まっても浮かんでくるさっきの光景。
休み時間、いてもたってもいられなくて、紗英の教室までダッシュで向かう。
「紗英呼んでくれる?」
入り口付近にたむろってた奴に声をかけて、中を覗く。
『羽鳥~!呼んでるぞ!!』
俺の横で大声で紗英を呼ぶ。
紗英は顔を上げて俺を確認すると急にあたふたして、走って俺のほうまで駆け寄ってきた。
『な、何?』
別に何も用事はなかったんだけど…とりあえず…
「古典の教科書、忘れてきた。貸して?」
なんて嘘なんだけど。俺のクラス今日古典なんてないし。
前はよく借りてたから、それくらい紗英も知ってるのに。
突っ込まれるかななんて思ってたのに、紗英は、机まで戻って俺に教科書を渡してきた。
『うちのクラス古典の授業もう終わったし、明日もないから、返すのは明日の放課後でいいからね。』
「サ、サンキュー。」
…なんかやっぱりおかしいって。
まるで…
『私、今忙しいんだ。次、数学で当てられそうなの!』
俺に…
『直樹もそろそろ戻ったほうが良いんじゃない?』
来て欲しくなかった?
半ば追い返されるように自分の教室へと戻った俺。
自分の席に座って紗英から借りた教科書をただじっと見つめていた。

