Love Again【番外編集】

思わず荒げた声に驚いた表情の晴香。


「ごめん。」



『―ッ!』




俺は大きな声を出してごめんってつもりで言っただけなのに。



晴香は立ち上がって、出口へと走り出した。



慌てて俺も店を出ようとした時、店員に止められる。


無銭飲食と間違えられた。急いでお金を店員に渡して、お釣りも受け取らずに晴香を追う。


けれど、晴香の姿はもう無くて。


すぐに晴香の家へと向かった。












晴香の家まで来て、インターフォンを押す。


当然の様に何の反応もない。



数回繰り返した後、俺は前に渡された合い鍵を使って鍵を開けた。




ゆっくりとドアを開けて中へ入る。



けれど部屋に晴香はいない。



トイレとか、風呂場とか覗いて見たけれど、やっぱりいない…





晴香、今どこにいるの?




携帯にかけてみたけれど、当然の様に繋がらない。