Love Again【番外編集】

見えない分、体が過剰に反応してしまって…
いつの間にか、もっと…
もっとして欲しい。
求めるように拓海さんの体にしがみつく。



そんな時、拓海さんが耳元で話し始めた。




『亜希の目を見てたら、言えなさそうだから、今…話したい事があるんだ。』




「…何??」



『聞きたくないかもしれないけど…聞いてくれるか?みちるが言った話の事…』



「え…」



どうして、今そんな話…




『確かに、俺…アイツが初めての相手だったし、他に彼女がいても、悪気もなくアイツと関係を持ってた時期もあった…

でも…亜希が聞いた内容とは違う。これだけは信じて欲しい。』




「…どういう事…なの?」



『俺はアイツに教えてもらった事なんて、何もない。アイツや、今までに付き合ってた女と、亜希とでは、全然違うんだ。』





首筋にキスをされ、体が跳ねる。




「あッ…」




『自分さえ気持ち良くなれればそれだけで良かった。
でも今は、こんなに沢山触れたい、…色んな所にキスしたい…もっと俺を感じて欲しい…そう思うのは亜希だけだ。
亜希が初めてなんだ…』





ぎゅうっと強く抱きしめる拓海さんの体は、お湯の中なのに、震えてるように感じた。