Love Again【番外編集】

そんな私を見て、押し殺した様な笑い声が後ろから聞こえてくる。



そして後ろからすっぽりと抱きしめられる形になった。




「た、拓海さんっ!泡ついちゃうからっ!!」




突然目の前が真っ暗になって、ひんやりとしたものが目を塞ぐ。




「冷たっ…やっ…何?」




『アイスノンマスク。早く目を冷やさないと、明日大変な事になるぞ。』




コレを取りに一旦取りに行ってたの?




でも…




「気持ちいいけど…これじゃ、何も見えないじゃないの…どうやって、体洗い流せば…」




手探りでシャワーカランを探す。




すると拓海さんの手が宙をさ迷う私の手を掴んだ。




『俺が流してやろうか?』




耳元で囁かれて、体に甘い痺れが走った。





「い、要らない!!た、拓海さんは浴槽に入って目、閉じてて!!」




『はいはい。』




離れる体




チャポン…と浴槽に入る音がする。