Love Again【番外編集】

『何、勘違いしてるの?俺は、そんな誘うような目で見るなって言ったの。今日は精神的に疲れただろうし、我慢してるんだから…』




カァっと体の体温が上昇した。



「べ、別に誘ってるわけじゃないよっ。もうやだっ、恥ずかしい…」




両手で顔を覆うと、拓海さんが急に湯舟から立ち上がった。



波打つ湯舟に驚き、浴槽の縁を手で掴む。




そのまま、浴室を出ていった拓海さん。




ほ、本当に我慢なんかしてたのかな…



だったら、一緒にお風呂なんて言わなければ良かったんじゃ?




不思議に思いながらも、私も浴槽を出て、体を洗い始めた。




ガチャリ…




「え?…きゃあああっ!!」




慌てて体を隠してしゃがみ込む。




出ていったはずの拓海さんが、また戻って来た。





み、見られた??
それより…た、拓海さんの体、みちゃったっ!!




明るい所で初めて、見ちゃったっ!!




浴槽に入ろうとしない拓海さんが側にいて、私は完全に目のやり場に困って、縮こまって体を隠したまま、目を閉じていた。