Love Again【番外編集】

「…拓海さん?」




『…ごめんな…ひとりになりたいって、言ったのに。』





家は、もう少し前方にあって…



なのに拓海さんは今、後ろから来て助けてくれた…




“見守ってるから”



拓海さん…まさか…




「先に…家に帰ってたんじゃない…の?」




『…ごめん…

けど、こんな暗くなってやっぱり心配で…
車にも乗ってくれねーし、だったら…』



私と同じ様に雨に濡れている拓海さん。



「車は?」




『…公園付近のパーキングに入れて来た。』




ああ!


やっぱり…



「ずっと…私の後ろ…歩いて来てくれてたの…?」




『…ごめん…』