Love Again【番外編集】

わからないよ。みちるさんが何を考えているのか。わかる人のほうが少ないと思う。



『2年前の再会した時はここのホテルで拓海と会っていたのよ。部屋もこの部屋。』



拓海さんとみちるさんが会っていた部屋で、今こんな話を聞かされて。
私がこれで泣き崩れてくれれば嬉しい?



「だから、何なんですか?…これ以上私達の邪魔をしないで下さい。拓海さんだってあなたに会いたくなくて話しを聞こうとしないって分からないんですか?」



『産婦人科であなたが帰った後、同じようなこと舞ちゃんにも言われたわ。“拓海にはもう近づくな”だったかしら。でもね、べつに奪おうとしてるわけじゃないのよ。』



「奪うとか…それ以前の問題てことがどうしてわからないの?」



一瞬みちるさんの顔が翳った。苦しそうに、私に向ける視線は申し訳なさそうに見えた。
でもそれはほんの一瞬で、すぐにまた、嘲笑を浮かべて話し出す。



『ねえ、拓海は抱く時…』

私の携帯が鞄の中で震えた。その瞬間鞄を奪ってみちるさんは、バスルームへと入る。



カチっ



鍵をかける音がした。




「やだっ!開けて!!返してっ!」