Love Again【番外編集】

エレベーターの中は、私達だけ。



不意にみちるさんが口を開いた。




『拓海に会ったのは、拓海が中2の時だったわ…』



中2って…中学2年生??そんな前からの知り合いなの?



『高校受験を控えた舞ちゃんの家庭教師のアルバイトをしてて、そこで見たのよ。』




舞さんの…
じゃあみちるさんは、舞さんのお友達ではないんだ…家庭教師をするくらいだから、舞さんより少なくても3〜4歳は…年上?



エレベーターが止まり降りるみちるさん。



通された部屋は、ごく普通の部屋だった。



二つあるベッドの一つに腰掛けて私を見上げるみちるさん。




『あなたも、座ったら?』




私は首を横に振って、みちるさんを見ていた。