更衣室を出てすぐに、鞄に入れてあるマナーモードの携帯が震える。
着信は…奈緒。
ドクン…と胸が鳴った。
「もしもし?」
『亜希…いるの…』
「誰が…?」
誰がなんて…聞かなくてもわかる。
『みちるさんて人…会社の目の前に車停まってる。昨日見たから間違いないわ。』
やっぱり…みちるさんは待ち伏せしてた。
私を?それとも…拓海さんを?
拓海さんがまだここで働いてる事知らないんだったら、私が拓海さんと一緒に会社を出るのは、まずいよ…
知られちゃう。
拓海さんと何があったのか知らないけど、拓海さんが話に応じるまで、きっとみちるさんは諦めない。
どうしよう…
拓海さんとは会って欲しくない…
だったら…
「奈緒…教えてくれてありがとう。」
私は制服のまま、会社を出た。
着信は…奈緒。
ドクン…と胸が鳴った。
「もしもし?」
『亜希…いるの…』
「誰が…?」
誰がなんて…聞かなくてもわかる。
『みちるさんて人…会社の目の前に車停まってる。昨日見たから間違いないわ。』
やっぱり…みちるさんは待ち伏せしてた。
私を?それとも…拓海さんを?
拓海さんがまだここで働いてる事知らないんだったら、私が拓海さんと一緒に会社を出るのは、まずいよ…
知られちゃう。
拓海さんと何があったのか知らないけど、拓海さんが話に応じるまで、きっとみちるさんは諦めない。
どうしよう…
拓海さんとは会って欲しくない…
だったら…
「奈緒…教えてくれてありがとう。」
私は制服のまま、会社を出た。

