野球少年に恋をした。




「…先輩?」



「陽菜が心配してることはわかるよ」



「だったら!」



「ごめん…」



先輩はそう言って私を通り過ぎた



「ちょ、待って!先輩!」



先輩は合宿場に帰っていった



私はその場にポツンと立っていた



「先輩……」



練習試合まであと4時間30分