しばらく寝てからチャイムが鳴った 私は起き上がった 「陽菜ちゃん?もう大丈夫なの?」 「はい…」 「まだ顔色悪いわよ」 「…大丈夫です」 私は保健室を後にし、更衣室に向かった 今から体育の授業 半年に一回の合同体育 先輩もいるはず だから私は体育に出たかったのだ 授業が始まり、私は見学しながら先輩を探した 「先輩……」