私だけ真実を受け止められない 私だけ… 私は…どうすれば良いの? 医師の話が終わり、私達は病室に行った 「先…輩」 私は先輩の手を握った 「陽菜ちゃん、祐を支えてあげてね」 そう、先輩のお母さんに言われた 「はい…」 先輩は眠っている 先輩は麻酔が切れたら起きると医師が言っていた 先輩…起きないで きっと絶望する… 野球一筋の先輩でなおかつ、ピッチャーの先輩からしたら肩を壊したなんて知ったら きっと 絶望する…