0~願いが叶えば幸せが待っているとは限らない~

(右足からッ)

指令通りに右足→左足と靴を履き、家を出た。
学校への足取りは軽かった。
朝までイライラしてたまらなかったアイは、指令をこなした今はワクワクしてたまらなかったのだ。


・・・・学校

「おっはよ~♪」

「「「「あッ、アイ!!」」」」

(?!・・・あ。結衣、泣いてる?)

結衣は席で顔を伏せて泣き、周りにはクラスの女子が「大丈夫?」「どうしたの?」と声をかけ、集まっている。
アイが来たとわかり、結衣はバッっと顔をあげて小走りでアイの傍へ来た。

「アイ、・・ちょっ、っちょっと、2人で、話せ、、る?」

「うん、いいよ」

(目、スゴい腫れてる)

2人は空き教室へと入っていった。

「結衣、どした?」

「うっ....アイーー~ッ。ズズッ、うっ、ゆ、悠輝ッ君と、、ぅッふ・・けん・・喧嘩しちゃ・・ッた・・」

「どして?」

「うっうっ、私ッっが、、気、に障るっよ、う、なズズッこと、、いッっちゃッ、、言っちゃって、、『ありえねーッ』、、て、フっぅ・・『ウザい』、、、って、いぃ・・言われた」

(ザマァミロ)

「大丈夫だよ、結衣。悠ちゃん、勢いで言っちゃうトコあるから。ね?1限は保健室で落ち着くといいよ。休み時間に行くから」

「うッ、ん」

(涙でグッチャグチャ。あんなに顔くずれちゃって、ホントいい気味)


・・・・放課後

「アイ。今日、ファミレス寄らない?」

「?いいけど?」

ファミレスに着き、席に座った2人の間に少しの沈黙が流れた。

「アイっ、ごめんっ!」

(なに・・?)

「ど、どしたの~?」

「実は・・・」

結衣は昨日の悠輝との出来事を話した。

「え、、告ったの?!」

「うん、、約束破ってごめん。それと・・私、最低なのっ」

(まだ・・あるの?)