……―――。
「は〜、さっぱり〜」
タオルで髪を拭きながらメールをチェックする。
「あっ…!」
今から10分前に返信が来ていた。
しかも伊波さんからだ。
『22日。
いいよ』
良かった。
いいよってことは、伊波さん会ってくれるんだ!
私はすぐ返信を返した。
『わかりました。
どこで会いますか?』
返信。
…今度は5分もしない内に返ってきた。
『あの噴水の場所。
後、俺昼はちょっと用事があるから、夕方からじゃないと会えない』
『了解です。
私は会えるだけで嬉しいです』
えいっと。
……あれ?
また返信が…。
一時続いていたメールは中断され、5分後にまた来た。
『…わかった』
その一言だけ。
『じゃぁ、そろそろ遅いので、おやすみなさい』
『おやすみ』
こうして、私と伊波さんのメールのやり取りは終わった。
…今さら思うんだけど、私変なこと送らなかった?
会えるだけで嬉しいです。って…。
え、あれ、何!?
まるで私、伊波さんにすごく会いたいみたい…。
自分の送ったメールの内容を思いだしながら1人、赤面して布団を頭から被った。