勉強が出来ない私にとって奏ちゃんは頼りになる存在だった。
それは今でも変わらない。
変わらない……のだけど、やっぱり奏ちゃんもリクと同じで私とは違う異性だから、変わってしまった部分もある。
遊びに行く場所、頻度、内容。
リクの時のようにきっかけがあったわけじゃないけど、デートというリクの言葉があったから、奏ちゃんとも二人ではあまり会わなくなった。
リクと同様に、奏ちゃんとだってたまには二人でお出掛けをする。
でも、遊ぶ時はほとんど三人。
昔みたいにしょっちゅうではないけど、それが私たちの基本の遊び方なのは変わらない部分かもしれない。



