そっと教室をのぞくと――― 沢村がいた… 沢村は自分の席じゃなく ずっと休んでいる林の席にいた 「沢村??」 「広瀬くん…!?」 「こんな時間にどうした…??」 「…」 沢村は泣いていた… 「なんかあった??」 「なんでもないよ」 沢村は笑って答えた 「そっか」 それがうそだとわかってたけど 俺はわからないふりをしたんだ