「あっ食い逃げしちゃった」
まぁいいか…俺は何をしてるんだろう。冷静になろう。
「君と話したい!」
…別に変な事いってないじゃないか!普通の会話にも出てくる事だ。
良かった…けどどんな顔して会いに行けばいんだろう
いや!なんで会いに行くんだ。いつも寄ってる店じゃないか…いつもどうりのこの顔(?)でいいんだ!
つうか学校なんてもう終わってんだよな…
帰ろう

「ハルキー!」
後ろから宮雄の声がする
「なんだ。宮雄か」
「んな!なんだはねぇだろ!俺はお前を食い逃げという犯罪から助けてやったんだぞ!まったく」
「おっと、そうだよな。悪かったよ…いくらだった?」
宮雄がやらしく笑いだし、そして
「お代はいらないってよ!あんな大胆な告白、目の前で聞かされたら十分だっておばちゃんが言ってたよ!」
な、な、落ち着け…
「何いってんだ!どこが告白だよ。」
宮雄は不思議そうに
「だって君と話したい!なんて普通じゃ言わないぞ!」
「バッカ、お前…やっぱ使わない?」
「ああ、多分な」
「それに、エリちゃんなんて顔真っ赤にしてたぞ。絶対勘違いしてるぞ!」
宮雄がとどめの一撃を浴びせた
そうだよな…やっぱ告白に聞こえるんだよな!
「なぁ宮雄?明日もウエスト行くんだろ?」
すると宮雄は
「付き合ってもいいぜ!(笑)」
とにやにやと答えた。
完全に立場が逆転していた