「え!あっと…ども」
エリと呼ばれた女性は簡単な返事をしてまた奥に消えた
「なんか気の強そうな女じゃねぇか?なぁハルキ?」
宮雄が奥を除きみながらそう言ってきた。
「あぁ、なんとなくな」
俺も曖昧な返事を返した
「あんたらエリちゃんにちょっかいだすんじゃないよ!」
おばちゃんが横から口をだしてきた
「俺らはそんな軟派じゃないよ」と俺は言った
「あら!そう男も軟弱になったもんだね(笑)」
…このババァ…たしかに奥手ではあるがそう言われたら言い返す言葉がない
「エリちゃん学校はどこなの?」
宮雄が俺に任せろ的な雰囲気で彼女に話しかける
(別にお前もモテねぇだろが!)と思ったが今は少し尊敬している
すると彼女は奥から顔をだしてこう答えた
「行ってないですよ。学校。ごめんなさい」
変な空気が流れた。別に悪い事してないがこっちが
「ごめんなさい」だった