花火当日、家のチャイムがなった
「こんばんわ」
エリだ
「あら、待ってたわよ」
と俺より母さんが早くエリを迎えた
「エリちゃん今から着替えるから少し待ってな、ハルキ」
「わかったよ」
そして待つ事30分位したら俺の部屋のドアにノックがした
「入っていい?」
向こうには浴衣姿の彼女が立っている
「いいよ、どうぞ」
何故かドキドキした
ドアが開く

あの浴衣姿は今でも忘れないよ。君は本当に、どんな女性よりも美しかった。それは今でも変わらないよ

「おぅ、似合うよ。」
それがあの時の精一杯の誉め言葉だった
「本当に!ありがとう」
笑顔も完璧だった

エリの手を握り宮雄との待ち合わせ場所に向かった
すでに宮雄達が待っていた
4人で買い物を済ませ町で一番見張らしのいい丘に向かった
「ねぇ…すごい人だよ」
宮雄の彼女が言った
「ここは花火の名スポットだからね」
と宮雄の答えに彼女は
「ここ、二人の秘密の場所じゃなかったの?」
となにやら不機嫌そうである
「まぁいいから付いてきたらわかるから」
と宮雄はやさしく答えた
俺もエリに
「大丈夫だから」
と笑顔で言った

丘の上に到着し俺達は彼女達を連れ奥の脇道を歩いた
「なんか怖いんですけど…」
彼女達が怖がるもドンドンと進んだ
「お疲れ!到着」