虹の見える向こう側



もう関係ないとでも言いたげな彼の声は、冷えた部屋によく響いた。


「別に、何でも。」


随分元カノに冷たいなと私は他人事のように思った。


それなら、私はどうなるんだろうとちらりと考え、その考えを振り払う。


使ったタオルを畳んで、私は部屋のスイッチを入れる。


ついでに暖房もいれたかったけど、さすがにそこまで勝手にできない。