朝、隣の部屋から聞こえてくる泣き声に驚き目を覚ました。 駆けつけてみると、エフィが1人で泣いている。 「エフィ? どうした? リヴェズは?」 泣きながら首を横に振る。 とりあえず宥めようとするが、何を言えば安心するのか分からない。 「ちょっと待ってろ。リヴェズ見なかったかここの人に聞いてみるから」 未だにすすり泣く声に後ろ髪を引かれながら、宿の受付に向かった。 ◇◆◇◆◇