メイアイストーリー

白羅は耳をぴんと立てて
目をつぶっている

あたしはそっと白羅に近づく


「なんだ?」

白羅は目を閉じたまま言った


「話、聞いてたよね
リクあんなひどい事言って…」


「あいつの言った事はもとっもだ
我は疑われても仕方ない。
証明する術もない」


「うん…」



「メイ!
もうこの話はいい。
今日は風呂入ったら
早く寝ろ」


「うん、分かった」


あたしはそう言われて
自分の部屋に戻り、
着替えを持って風呂場に向かった