メイアイストーリー

「分かってんのか?
見ず知らずの奴を
何でつれてくるんだよ
ロウンドに
狙われてるってのに
お前には警戒心ってもんが
ないのかっ?」


「警戒心?
あたしはグライが
悪い人じゃないと思ったから
連れてきたんだよ?」


「悪い奴じゃないって
証拠がどこにある?
グライだけじゃない、
白羅だって、
記憶がないってだけで
本当は」

「リク。」

リクの言葉は
いつの間にか現れた
クウによって遮られた


「心配するのは分かる。
でも、ちょっと言い過ぎだ」

「俺はただっ…」

「スキイにロウンドの者が
来ることはできないだろ。
それに、グライは
どこからどう見ても
スキイの住人だ
もし、グライや白羅が
ロウンドに
関わってる者だとしても
俺たちがいる」


「まあ、そうなんだけど…」


リクは言い返せないでいた



クウ、ありがとぉぉ*
グライは
ロウンドの人なんだけど…