「グライってすごいね」

「でしょ?*」


「話色々ありがとう
冷えてきたし、
あたしそろそろ戻るね」


あたしは立ちあがった



「…*」



「…何?」



「…*」



グライは
立ちあがったあたしを
キラキラした目で
見つめている


「…僕、泊るとこない」


「ロウンドに帰らないの?」


「メイ?
スキイに来るの
大変だったんだよ?
すっごい時間かかったんだよ?
それを簡単に帰れだなんて…
もうこのさい
野宿するしかないのかな…
夜は冷えるよね…
寒いのやだな…」



「分かったよ。
うちにおいで」