メイアイストーリー

「メイちゃん!?」


あたしは動き出した



「何する気だ!?」



あたしを止めようとする
リクたちを振り切って
あたしはミマタオオカミへと
歩み寄った



ミマタオオカミは相変わらず
凄い顔で、
今にも飛びかかってきそうだ




「大丈夫。
あたしはあなたの味方だから」



『お前は何だ!!名を名乗れ。』



「あたしはメイ・アフェイト。
あなた、自分のことが
分からないんでしょ?」




『まさかお主、
我の声が聞こえるのか?』




「うん、そうみたい…
だから話を聞かせてほしいの
あなたと戦いたくないから」




リクたちはあ然としている


「ちょ、ちょっと待て!
お前誰としゃべってんだよ?」



「この子だよ」




「この子って…、えぇ?」




『メイと言ったな。
我も話がしたい、
そいつらは気にくわん
追っ払ってくれないか?』




「うん、いいよ」




「メイ?
なん…」



「リクたちは気にくわないから
あっち行っててだってさ」



「なんだよそれ」