メイアイストーリー

『メイ、スキイに居たでしょ?
僕はスキイじゃ力が
使えないんだ。
寂しかったよ、うん。』




そうなの?

ごめんね




『うんうん…
そこで、僕は考えたんだ
今から家に行くんでしょ?
君の机の引き出しに
僕の宝物が置いてある。
だからそれをスキイに
持ち帰ってほしい』



別にいいよ


それで次は、

“もちろん護衛たち
には内緒でね”

って言うんでしょ?




『おお、
分かってんじゃん僕のこと
きっと君も喜ぶと思うよ』




ずっと思ってたんだけど、
“君”か“メイ”か
どっちかにしてくれる?

なんかややこいしいから…




『あ、ごめんごめん。
じゃ、メイで統一するよ』




…なんかたまに
メイって言われちゃうと

なんていうんだろ、
ギャップ?

あの、付き合った彼氏に
はじめて呼び捨てに
された感じ?

分かるかなぁ…

ドキドキするっていうか…




『おーい、
きこえてますよー*』





あ。



…テレパシーって
こと忘れてました。



今の気にしないでっ、
やめて、ほんと
スルーして下さい




『分かったよ、
分かったから
僕の宝物よろしくね』




はい、もちろんです。