オリグスと目が合った その瞬間 シュッ――― 消えた? 「君が若葉命か。」 「っ!?」 さっきまでずっと前に いたはずのオリグスが あたしのすう隣にいた 「離れろ!!」 陸はすばやくあたしを背中に隠す オリグスは腰にさげたさやから 黒く輝いている 強そうな剣を抜いた 「剣を抜け」 え? 陸が右手を降ろすと まるで魔法のように 白い光をまとう オリグスの剣に 負けないくらい立派な剣が 出現した