「――――っおい!
命、俺の話
聞いてんのか、お゛?」
「へっ!?
あ、ごめん
何??」
陸はずいぶんと
ご立腹な様子。
グライとの会話に
夢中になりすぎたんだ
「陸、ごめんってば
ね?許してっ
あ、そうだ
そういえば人は?
いなくなった人は??」
「は?
お前何言ってんの?」
あたしの周りには
普通に人、人、人。
あれ?
今あたしたちは
お化け屋敷の前
受付にも
ちゃんとスタッフがいる
「おいおい、
今は次、ご飯にするか
空中ブランコ行くかを
決めてたんだろ
なに寝ぼけてんだよー」
「あは…ごめん
なんでだろね?
お腹すいたしご飯にしよっ」
「しょうがねぇな、
どこのレストランがいい?」
気にしないでおこうっと…

