「あ…
ちょっと陸待ってて」


あたしはお母さんの
元へと駆け足で向かった


「もぅ命、
ちゃんと確認しなさい」

「はぁい…
行ってきます」

「行ってらっしゃい」



あたしは陸のとこに
戻って再び歩き出した

「命、相変わらずだな」

「陸に言われたくなーい」

「はぁ!?」


ずっと変わらない
あたしと陸の関係

カレカノの関係なんて
望んでない

こうして当たり前に、
側にいれるだけで満足

だったのに。