ドタドタドタ!!!
「ちょっ、
昨日さ俺やばいもん
見たんだよ!!
聞く？
なぁ、聞くっ？」
「海、おはよう」
「お、おはよう。
んで、聞くっ？」
「なんでもいいから
言うんなら早く言え」
「実はさ…
俺、命の
お着替えシーン
見ちゃったんだよ」
「はっ!?
いつ!?
どこでだよっ!!」
「俺が命の家見てたら
たまたま命の部屋が
すぐ近くでさぁ、
んで、観察してたら
勝手に
着替え出しちゃってさー」
「おい、海
部屋変われ。」
「やだねー
見に来るだけ
だったらいーけど」
「おしっ、決定な」
命の…
着替えてるとこを…
見ただと…
「バカかっ!!
お前はっ!!
なんで、見るんだよ!
見んなよそんなもん!」
「命が勝手にしたことだし
俺悪くないー」
「しかも、“命”言うな!」
「えー、なんで？
陸は命って
呼んでるじゃん」
「おい、陸
時間はいいのか？」
時計を見ると
その針は
10時を指そうとしていた
「やばっ!!
俺行くわ。」
続きは帰って来てからだ
俺は急いで
待ち合わせ場所に向かった
