「ほんとにしゃべってるな…」

「しゃべったら悪いか。」

「いや、悪かないけど」

「やっぱりこいつは
気にくわん。」


白羅はふいっとそっぽを向く


「なんだよ、こいつ。
偉そうなやつ」


「よろしくねー、白羅」

カイがリクと白羅の間に入る

白羅はじっとカイを見ている

「な、何?」


「…よろしく。」


「おーおー、よろしくっ
なんだ、いい奴じゃん」


「リク、カイ、今日は式典だ。」

「え?」

「だから、式典だ。
ビーナスさんのところに行かないと」


「あ、そうだったそうだった」

「式典って、なんの?」


「お前のお披露目会だ」

「メイちゃんの事、
みんな知らないからね」


という訳で、あたしは
王宮につれていかれた

グライと白羅はお留守番。