~クウsaid~
軽めに言ったつもり
だったんだけどな…
俺はしぶしぶリビングに
足を向けた
「クウー?
なんか今すごい音した
気がしたんだけど大丈夫?」
「…メイちゃん怒らせた。」
「怒らせた!?
えっ、何したの?」
「風呂一緒に入ろうと」
「アハハ、クウ
ばかじゃん~*
リクが知ったら怒るだろうね」
「だろうな。」
ふとそこに座っている
白羅の方を見ると
白羅と目が合った
「お前、リクに言うなよ。」
「クウ、白羅は
しゃべれないよ」
白羅はふーっと
ため息をついて
伏せると目を閉じた
なんだよ…。
「そういえば
グライはどうした?」
「すぐ寝たよ、
グライは魔法使いかなんかだよ、
グライの服のポケットに
大量の魔法石が入ってた」
「やっぱりそうか…、
気を付けないとな。」

