「真菜、これも食べる?」


「ありがとう。」


俺が差し出したチキンを
真菜は笑顔で受け取り、
すぐさま口に頬張った。


「美味しい。」


「やろ? 俺が真菜のために
特別に選んだんやで!!」


「えっ!? そうなん?」


「うんっ!!」


「ありがとう、雄一くん。」


「おうっ!!」


俺は胸を張って自慢げに答えた。



俺の名前は雄一。
真菜のことが大好きな小学四年生だ!!