新撰組は恋の香り―後編―


「すんまへん。この子まだ郭言葉出来ひんのよ。最近売られた子やさかい。」

1人冷や汗をかいていると
襖が少し開いて救いの手がきた。

「君菊ねえはん!」

もー泣きそうですよ。

「そんなことで許してはってくだはれ。」

お酌をしながら君菊さんは
ニッコリと営業スマイル。

すごいです。ねえさん。