新撰組は恋の香り―後編―


「別に良いですけど、私1人ですか?」

「いや、山崎をつける。山崎は護衛という名で島原に潜り込ませるからなんかあったら呼べ。それでいいか?」


、、、有無を言わせない表情ですね。

「わかりました。」

軽く頷いたその時

「俺は認めねぇっ!!」

平助君が叫びながら入ってきた。
その後に続いて原田さんと永倉さんも。

「はあ、平助。聞き耳立てるとはいい度胸だな?」

「それはごめんって!でも!あんな、男と女が戯れるあの場所に葵入れるなんて!!!」

手をわらわらとしてうぅーっと唸って言う。

「平助君?私は平気だよ?私なんて相手にする人いないよー」