新撰組は恋の香り―後編―


もう一度聞きます!と、二回目の同じ質問。

やっぱり乙女という単語はかわらなかった。


「ええ、まあ。いやですかねー。」

考えながら答えると伊東さんは
ほらねっ。と、言う顔をして山南さんを見た。

こわっ。

「ありがとう、葵羽さん。」
「あ、いえ。」

首を左右に振り一歩大きく下がり大衆の和に戻る。

その時、一瞬だけ山南さんが困った顔をしていたのが見えた。

あぁー、私やばいことしたかも?
ここは山南さんのフォローに入るべきだったのかなぁ。

なんて考えながら...


「はぁ。わかりました。これからは伊東さんの部屋の前を通らないようにいたしますね。」

そう言った山南さんは「では。」っと、頭を下げこの場を去っていった。