「あ、はい。」 「うふふ。では、私はむさ苦しい稽古場でも見学して来ますわ。」 はんなりと伊東さんは、立ち上がり 近藤さんにニコッとしてから大広間を出て行った。 それから少し沈黙の世界が広がったと思ったら 「っぷ。はははは」 と、沖田さんが笑い出した。 「なに?葵羽さんいつの間にそんな役回りになったんですか?面白くておなか痛いですよー。」