何も言わず優しく抱きしめる翔様 「…ぅ…ぅぅ…」 なかなか泣き止まない私に ふーっとため息をつきながら 私を引き離す翔様 「分かったから、ココア飲めよ。」 差し出されるココア あのときと変わらないラベル 素直に受け取り 既に開けられているプルタブを見てなぜか安心感を覚える 「ぉいしぃです…」 翔様に微笑みかける 「俺も、好きだ。愛のことが大好きだ。」