「そうだ。愛、部屋気に入ったか?」
空様が早くもソファに横たわり
私を見上げる
「はい!本当に可愛くてもうここにずっと住みたいです!!」
「おう!ずっと住め!」
やや興奮気味に空様が言い
その様子を見て翔様が苦笑していた
「愛、今日は無理矢理お前のこと連れ出してゴメンな。」
今までほとんど何も喋らなかった翔様が突然真剣な顔で私に言った
あまりの不意打ちに私は一瞬言葉を詰まらせた
「と・・・とんでもない!!!こんな可愛い部屋をいただいて、しかもお仕事まで与えてくださって、本当に皆さんに感謝しています!」
これは、本音。
だって私、翔様に会わなかったら、今頃私どっかでホームレスしてるかもしれないのに。
そう言うと
翔様は昨日の夜みたいに
笑顔で微笑んだ
「良かった。」
――――――――――――ドキン
胸が高鳴る
この感覚・・・昨日も・・・



